2007年10月18日

メンタルヘルスセミナー受講


メンタルヘルスセミナーを受ける機会がありました。

私の周りにも、うつ病などえのメンタルな不調を抱える
人は多いので、彼らに対する対応は私もそれなりに
勉強し、工夫し、対応しています。
結構ヘビーな場面に遭遇したことも、一度や二度では
ありません。


そういう意味では、今回受けたセミナーはもう知っている
内容がほとんどだったのですが、「へえ〜」と思ったのが
「主治医と産業医の違い」についてでした。

主治医は患者より、産業医は患者と会社の両方を考える、
という立場であることは何となくは知っていましたが、
その違いが明確に表にされていたのが面白かったです。


「主治医は本当の病名を診断書に書かないことが多い。
それは患者にショックを与えないため、などの理由から」
という話がありました。

確かに「抑うつ状態」という診断書を見たことがあり、
「これってうつ病とは違うの?」とその時は思ったのですが
今思うと上記のような理由だったのかもしれないな、と
思いました。



今私が特に詳しく知りたいと思っているのが、
復職プログラムと再休職防止についてのケーススタディです。
(そういうセミナーをご存知の方、教えてください)

長期(年単位)でうつ病に苦しんでいる人が少なくなく、
せっかく復職しても毎週のように会社を休んで仕事に
ならなかったり、長く持たずにまた休職、あるいは退職
してしまう、と言うケースをたくさん見てきました。


特に、退職してしまって、無職の期間が長くなると
再就職にとても苦労するようになります。
彼らとしても、「早くまた働かないと」と思うわけです。
でも体が言うことを聞かないし、経歴的にも難しくなる。


企業側から見れば、当然健康でバリバリ働いてくれる人が
望ましいのは分かるのですが、これだけ多くの人が心を
病む世の中になって、そういう人をいかに使っていけるか、
という企業側の手腕が問われているように思えてなりません。


また同時に、一旦病気でリタイアしてブランクができても、
社会復帰しやすい世の中にならないだろうか、と思います。
安部前首相の「再チャレンジ」ではありませんが、一度
経歴に傷がついたことでその後の人生ずっと這い上がれない、
としたらいかがなものなんでしょうか。
(格差社会の問題ともつながりますが・・・)

個人の努力だけでは解決できない問題がここにはあるように
思えます。
posted by nyoro at 15:55| Comment(0) | TrackBack(0) | キャリア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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