2008年03月31日

「ガウディの伝言」 外尾悦郎

ガウディの伝言 (光文社新書)

上司から「読む?」と言われて何気なく読み始めました。
が、次第に引き込まれていきました。


ガウディ、と言えば、言わずと知れたスペイン・バルセロナの
「サグラダ・ファミリア(聖家族教会)を設計した建築家です。
(時代としては、江戸末期〜昭和元年)
作者は、サグラダ・ファミリアの専任彫刻家です。
日本人がサグラダ・ファミリアの彫刻を作っているとは
思いもしませんでした。


著者は1978年に採用され、15体の天使像など、
たくさんの彫刻を手がけているそうです。
20トンの石を彫り続けていたら、中からハープを弾く天使が出てきた、
というくだりがありました。
仏師が仏を彫るときに「木から仏を取り出す」という表現を
聞いたことがありますが、それと共通するもの−「魂」があるように
思えてなりません。
その「魂」を取り出すことができるのがほんとうの「職人」なんでしょう。


100年以上かけてよいものをつくり、それが自分がいなくなった後も
ずっと生き続けていく。
ものづくりに関わる者としては、これが理想の形ではないでしょうか。



ソフトウェア製造に関わる立場でこの本を読んでしまうと
ソフトウェアは粗製乱造?という気がしてなりません。
(持ってせいぜい10年単位なものですし・・・)


それにしても、設計者自身が完成を見られないとは!
できるだけの材料を、引き継ぐ者に残したとはいえ、
さぞ心残りであったのではないかと思います。


しかも没後、スペイン内乱で破壊の憂き目にあってしまったり
時代の趨勢で引き継いだ建築家や職人が冷や飯を食わされたり。


自分ひとりでつくれるものではないから、残念ながらどうしても
こういった政治的な問題にひきずられることはあるとは思いますが、
それでも尚、生き残って今また建築・修復が続行されていると
いうこと自体に価値があるように思います。


職人に頼る工法から大型機械の導入へ、石からコンクリートへ、と
時代に逆らえない変化も起こっています。
それがいいのか悪いのかは作者も分からないけれど、
そうしなければ建設の中止もありえたということなのだから、
一見悪く見えるかもしれないことでも、多くの人の「創り続けたい」想い
あってこその判断の積み重ねだったのでしょう。


しかし、便利さは時に怠惰や傲慢を招くことにもなります。
方法は変わっても、根底に流れるもの、ガウディが目指したものは
失わないで欲しい
、と願ってやみません。


サグラダ・ファミリアは2020年代完成を目指しているそうです。
私はバルセロナを訪れたことがありますが、これらの建築物を
単なる観光地としてしか見ていませんでした。
なんてもったいないことをしたんだろうと思います。
キリスト教に対する知識もなく、建築に対する知識もなく、
当時のスペイン・カタルーニャ地方の歴史についても知らず。


2020年代なら自分が生きているうちに完成するのではないかと
希望が出てきたので、またバルセロナを訪れて今度は
ひとつひとつを意識しながら見て回りたいと思っています。
これからバルセロナに行かれる方は、ぜひこの本を読まれてから
ガウディの建築物をご覧になることをお勧めします。


最後に、心に残った一節を書きとめておきます。

「人が平穏に生きるというのは、
それだけで大変なこと」


異国の地で、30年にわたって仕事をしてきた方の言葉には
言外に隠された様々な事象を包含した重みがあります。
posted by nyoro at 18:24| Comment(2) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月27日

「ねんきん特別便」が来た

先週の話ですが、私にも来てしまいました。

「ねんきん特別便」。


今届いた人というのは、

「該当者不明の約5000万件の年金記録のうち、
コンピューター上の照合で持ち主がほぼ特定できた約1172万件」
(人数:年金受給者約300万人、現役加入者約730万人、計1030万人)



なんだそうですが。そうですが。


私の記録って怪しかったのーーーーーーー!?


ちなみに私は、新卒で入った会社に今もいるのですが、
途中半年ほど休職して海外に行っており、その期間は
厚生年金を脱退して国民年金に入り、復職後厚生年金に
再加入しています。

そこがちゃんと記録されていたので、OKの模様。


しかし、これが怪しい記録になってしまうとなると、
転職を何回もして現在はフリーランスと言う夫はどうなるんだ。
私よりもよっぽど怪しいじゃないかー。


事実、夫のねんきん特別便はまだ来ていないので、

「残る年金受給者と現役加入者約9500万人」

に入ってるってことだなー。
いずれは来るのだろうけど、いったいどんな内容で来るのやら。


この数値は朝日新聞(3/22付)の記事から拾ってきたものです。
最初は「自分の記録は怪しい?」と思ったものの、
この数字を見る限りでは、全然怪しくないほうの部類ってことですね。
「残る」人のほうがほとんどじゃないですか。


あれ、でも「該当者不明の5000万件の年金記録」に該当していたって
ことは、やっぱり怪しいのか?????
そもそも該当者不明の記録と該当しない人(ややこしいな〜)には
「ねんきん特別便」は来ないってことなんでしょうかね。
もーー分からん。


いやあ、でも来た瞬間はびっくりしましたよ、「ねんきん特別便」。
年金は期待できないと思いながらも月々高いお金が引かれていく
訳ですが、少しでもきちんと解明されて、もらうべき人がちゃんと
もらえるようになることを祈ります。






posted by nyoro at 23:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月26日

手軽な運動

出産前はエアロビクスなぞやっておりました私ですが
出産後はそんな時間もとれず…
すっかり運動不足状態(だっこ攻撃で腕だけはムキムキ)。


30代も後半になって、ガクンと体力の低下を意識し、
さてどうしよう?と始めたのが、階段での上り下り。


私が勤務しているのは16階で、よく行くのは11階。
まずはここの上り下りから開始。


すると、結構いるんですね、同じこと考える人。
部署の先輩もやっているとのことですし、
私よりも上かな〜?という世代の人が息を切らしながら登っているところにも遭遇。


やはり、運動する時間や手間をかけたくない人にとって
手っとり早くて手軽な運動なのでしょう。


ちなみに私の元上司は、1階から17階まで階段で上ってしまう人。
彼はマラソンランナーなので、さすがと言うべきか。


ちなみに私は…
11階から上り始め、14階あたりまでは楽に上れるものの、
その後がキツい。
16階に到着するころにはゼーゼー。


頑張って続けていれば、そのうち楽になるかしら?
目標はやはり、1階から16階まで上れるようになることかなあ。


エアロビクスも再開したいしな〜

posted by nyoro at 22:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月22日

娘の成長に思う

私の娘は、先日幼稚園の終業式を迎えました。


昨年4月に年中で入園して一年。
幼稚園は共働き向きにはなっていないため、
祖母の助けも借りつつ何とかやってきましたが、
毎日お迎えや行事、当番などの段取りで頭が一杯、
綱渡りの一年でした。
(それでも6時までの預かり保育がある園なのでまだ良かったですが。
というか、そうでなければ幼稚園にはとても入れられない)


過ぎてみればあっという間の一年。
そして、娘はこの一年で飛躍的に成長しました。
それこそ、一年前には考えられなかったくらいのスピードで。


子どもを見てていつも驚かされるのが、その成長スピードなんですよね。


昨日出来なくて泣いていたことが、今日は出来るようになっていて、
「おかあさん、みてみて〜」と得意そうにやって見せる。
その笑顔。


大人になると、「日々自分の成長を実感する」
ということが難しく感じられたりすることもありますが、
子どもを見ていると、自分にもまだまだ成長の余地はあるな、
負けていられない!と思います。


4月から娘は年長。そして一年後には小学生。

「一年生の壁」という言葉もあるとおり、
一年後は娘にとっても私にとっても正念場となりそうな時期。
その時期に向けて、今から考えておくことも一杯。
でも、きっと何とかなるだろう、と楽天的に考えています。
今までだって何とかやれてきたのだから。


これからも母親として、社会人として、
娘と一緒に成長していきたい、と思います。
posted by nyoro at 17:01| Comment(2) | TrackBack(0) | ワーキングマザー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月12日

40代の女性

最近、40代の女性に目が向くことが多いです。

それはおそらく、自分にとって40代が視野に入る年齢になったから。
自分なりに、目指す姿を無意識に探しているのだと思います。


素敵だな、と思える女性には、やはり共通する何かが
あるように感じるんですよね。


服装のセンス、

立ち居振る舞い、

そして、自分に対する自信、

といったもの。

それは、その人のそれまでの歴史がつくり上げてきたもの、
と言えるでしょう。
「顔にはその人の人生が出る」とも言いますから。



青く未熟な10代、

がむしゃらさと迷いの20代、

思わぬ変化が連続の30代、


と過ごしてきた自分が40代になった時、
彼女たちのようになるには、何が必要か。
何を変えていかないといけないのか。
その鍵はどこにあるのか。



…というようなことをつらつらと考えながら、
また40代の女性に目が向くのでした。
posted by nyoro at 23:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月10日

昔取った杵柄!?

久しぶりに、ITの技術研修を受けています。
私は現在は教育部門にいますし、IT技術に関する研修は
担当していないので、最近すっかり技術とは疎遠になって
いるのですが。

なぜ今回研修を受けようと思ったかというと、
やはり現場の技術者と話をしていて、当然のように出てくる
言葉や考え方があるわけです。
それも、最新の技術とか。

私が間接部門に移ったのはもう6年前なので
新しい技術についてはほとんど分かりません。
が、話についていけないのは困るわけです。
細かい実装の部分まで知っている必要はすでになくても
やはり前提とされる部分や、いろいろなプロジェクトで
問題を起こしやすい部分などについての通りいっぺんの
知識は持っているに越したことはない。


そんなことを思っていたときに、ちょうどそういうニーズを
満たす研修があったので、受講していると言うわけです。

webサイトの機能や動き、設計についてや、Javaや.NET、
AJAXのさわりなど、今まで何となく聞いてはいても
ちゃんとは分からなかった部分について、腑に落ちる感覚です。
設計の演習なんかもあるのですが、意外にも覚えていることが
多かったりもして、昔取った杵柄、と言う言葉が浮かびました。
レベル的にもちょうど良く、知識を整理するのに役立っています。
posted by nyoro at 12:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月04日

使う気がしない「e-Tax」

昨日、結構後ろ向き?な記事を書いてしまったのですが
今日になってどうにも気持ち悪かったので、消しました。
このブログにはなるべく前向きなことを書きたいので。
読んでしまった方、申し訳ありません。



さて、3月ですね。
ひな祭りも終わり、現在は確定申告に追われています。
といっても私は会社員なので、医療費控除なのですが。
(我が家は何かと病院好きな夫がいるので、毎年対象になるんです)


今年はe-Taxの案内も届きましたが(過去に確定申告した人に送ってる?)
どうしても使う気になれまっせん。


だってちっとも「便利」でも「使いやすく」もないんだもん。


やはりシステム屋としては、システムのユーザビリティはすっごく
気になりますよ。


そもそも準備の段階で役所に行って電子証明書を取得しなければ
ならないという時点でアウトー!
そんなことに貴重な有給休暇は使えませんっ。
その時点で税務署行っちゃえばいいじゃんっ。

我が家は夫が確定申告をするので、ついでに持って行ってもらえば
済んじゃうもんねー。


ここ2年ほどは、国税庁サイトの「確定申告書等作成コーナー」を
使って書類を作成してますが、これ自体あんまりシステムが
使いやすいとは思えず・・・今年は改善しているような気はしますけど。


今後はどうなるか分かりませんが、もうちょっと動向を見守るつもりです。
上記サイトのメンテナンスをしていることは分かったので、
今後e-Taxの仕組みが変わらないとも限らない。
そしたらその時点でとうろくしてもいいしね。
(夫も「絶対使わん」と言ってますが、彼が「使う」と言い出したら、
というのが一番正しいかも・・・)
posted by nyoro at 21:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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