2008年06月17日

我が社の女性たち

ダイバーシティ推進の役目をおおせつかって、
現在社内の女性たちにヒアリングをしている最中です。


その中で気になるのが、若い女性社員の元気のなさ


まあ、IT企業ということもあり、女性社員も大半は技術者なんですが
やはり長く残っている女性社員はたくましい。
子育てしながら働いている人は、その人その人に「哲学」のような
ものがあり、 

「これが私!」

というものがある。


子育てしていなくても、経験の長い女性社員はそれなりの立場に
いる人も多く、そういった人はそういった人で、人を使う立場として
忌憚のない意見をくれます。
違う視点からの意見には、なるほど、と思わせられます。



それに比べると、若い女性社員たちは、

残業に追われて疲れきっていたり
周りにあまり女性社員がいなくてロールモデルを見つけられなかったり


ということがあって、


「子ども産まれたらもうここで仕事を続けるのは無理かも」


と思っている人がなんかすごく多い。


これは、我が社にとって損失ですよ!!


我が社は大手ではないので、特別女性に対する支援が手厚いわけでは
ありません。
そこをどうにかしようというのが今回の活動でもありますが。


制度を手厚くするのも必要なのかもしれないけれど
(これも、必要以上に手厚くするのはよくないと言う意見もあったり)

それよりも求められているのは、

「子育て経験者と未経験者の橋渡し」

ではないか、という感を強くしています。


もともと女性比率が10数%なので、部署によっては本当に
女性社員自体がいない、なんてこともあるんです。

客先常駐の人も多く、そうすると他のプロジェクトの人と会う機会すらない。


目に見える範囲がそんな状況だったら、そして他部署の人と
交わる機会がなかったら、一人で悩んであきらめてしまう人はいるだろう。

そういう人に、経験者の話を聞かせることができれば、勇気付けられて
もうちょっとがんばってみよう、と思えるかもしれない。

そういう人を一人でも増やせないか。


今、そんなことをつらつら考えています。

  
posted by nyoro at 23:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月08日

氷室冴子さん死す

作家の氷室冴子さん死去のニュースを知り、
ショックを受けています。


私はまさに氷室世代で、中学〜高校時代に氷室作品を読みあさってました。
彼女のデビュー作「さようならアルルカン」を読んで書いた感想文が
コンクールで入選したこともありました。


さすがに最近は読むこともなくなっていましたが、
昔の作品は全部取ってありますし、
それぞれの作品を思い浮かべるたびに当時の出来事が
リンクして思い出され、何とも言えない気分になります。


私にとって、青春の一ページの象徴とも言える作家さんでした。


51歳、若すぎます。
まだまだ活躍して欲しかった。



心よりご冥福をお祈りします。
posted by nyoro at 21:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月01日

映画「県庁の星」

昨日、テレビで放映されていた映画「県庁の星」を見ました。
この映画のことは今まで知らなくて、たまたま見始めたのですが
私にとってはとても興味深い題材でしたので、つい引き込まれました。


内容は、某県の県庁から、民間交流人事により半年間スーパーで研修を
することになったキャリアが、そこで出会ったパートの女性と
最初はぶつかり合いながらも、スーパーの不正を正し、閉鎖から救うと
言う話です。
(後で調べたところによると、原作とはかなり設定を変えているらしいですが)


この映画のテーマのひとつに「改革」ということが言えるのが、
私に興味を抱かせた理由だと思います。


やる気のない店員、不良在庫が山と積まれ、行政からたびたび
改善勧告を受けながら変わらない、閉鎖寸前のスーパー。

かたや、「前向きに検討させていただきます」と言いながら
書類をゴミ箱に捨てる県会議長。


組織における「改革」とは何か、
どうやったら成し遂げられるのか、


私自身の仕事も「改革」が常にテーマになっているので、
自分だったらどういうアプローチで行くだろうか?と考えさせられました。


また、織田裕二演じる主役の野村が、鼻持ちならないエリートから、
さまざまな軋轢や挫折を経た末にスーパーの惣菜担当に頭を下げるまでに
変化したこと、
議会の場で知事に「研修に行って何が得られたか」と聞かれ、

「素直に聞くこと、素直に認めること、
 何かを成し遂げるためには、仲間が必要なことです」



と答えたこと。
これも印象的な「改革」でした。


何かを改革すると言うことは、時間も気力も必要だし、
へこたれそうにもなるけれど、また明日からがんばろう!という
気持ちにさせられました(単純・・・)。



posted by nyoro at 22:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする