現在社内の女性たちにヒアリングをしている最中です。
その中で気になるのが、若い女性社員の元気のなさ。
まあ、IT企業ということもあり、女性社員も大半は技術者なんですが
やはり長く残っている女性社員はたくましい。
子育てしながら働いている人は、その人その人に「哲学」のような
ものがあり、
「これが私!」
というものがある。
子育てしていなくても、経験の長い女性社員はそれなりの立場に
いる人も多く、そういった人はそういった人で、人を使う立場として
忌憚のない意見をくれます。
違う視点からの意見には、なるほど、と思わせられます。
それに比べると、若い女性社員たちは、
残業に追われて疲れきっていたり
周りにあまり女性社員がいなくてロールモデルを見つけられなかったり
ということがあって、
「子ども産まれたらもうここで仕事を続けるのは無理かも」
と思っている人がなんかすごく多い。
これは、我が社にとって損失ですよ!!
我が社は大手ではないので、特別女性に対する支援が手厚いわけでは
ありません。
そこをどうにかしようというのが今回の活動でもありますが。
制度を手厚くするのも必要なのかもしれないけれど
(これも、必要以上に手厚くするのはよくないと言う意見もあったり)
それよりも求められているのは、
「子育て経験者と未経験者の橋渡し」
ではないか、という感を強くしています。
もともと女性比率が10数%なので、部署によっては本当に
女性社員自体がいない、なんてこともあるんです。
客先常駐の人も多く、そうすると他のプロジェクトの人と会う機会すらない。
目に見える範囲がそんな状況だったら、そして他部署の人と
交わる機会がなかったら、一人で悩んであきらめてしまう人はいるだろう。
そういう人に、経験者の話を聞かせることができれば、勇気付けられて
もうちょっとがんばってみよう、と思えるかもしれない。
そういう人を一人でも増やせないか。
今、そんなことをつらつら考えています。