しかし!それが出来る人はまだまだ恵まれているほうだと言えます。
いくら法整備が整ったところで、「子どもができた」と伝えたとたんに
あの手この手で暗に退職を迫られる女性の何と多い事か。
新聞の投書欄でもそのような記事を見た事もありますし、
上司と一対一で会議室に呼び出され、延々数時間に渡って「退職する」って
言うまで根競べ、みたいな例も知っています。
妊婦なのにタバコの煙をわざと吹きかけられた、なんて話も。
(これって人権侵害じゃ???自分がされたらどう思うよ!)
これらの会社側による退職勧告は、妊娠を理由にすると法に触れるため、
「協調性がなく業務に支障がある」だの「生産性が著しく低い」など、
違う理由をでっち上げたりするあたりとっっっても悪質です。
出産した女性が当たり前に仕事復帰するためには、
まだまだ高〜いハードルがある、と思わざるを得ません。
正直、こんなことやってるから少子化になるんだよ!って思いますね。
産みたい人が安心して産めないなんて、絶対ヘン。
2007年問題だなんだで、最近「女性の活用」を声高に言う会社は
増えていますが(弊社もそうだったりしますが)、正直
「で、何をどう活用しようっての?」
って思ってしまいます。
単純に、優秀な女性を外部からヘッドハンティングしてきて
管理職につけたからって、それだけじゃあ活用なんて言えませんよ。
活用だ何だ言う前に、まず女性が当たり前に働き続けられるようにしてほしい。
妊娠した女性が産休・育休を取って復帰することは当たり前、
そんな社会になって欲しいと思います。
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