2006年08月31日

働く女性が陥りがちな罠(その3)

その2では、「育休取得は復帰が前提」ということを書きました。

しかし!それが出来る人はまだまだ恵まれているほうだと言えます。
いくら法整備が整ったところで、「子どもができた」と伝えたとたんに
あの手この手で暗に退職を迫られる女性の何と多い事か。

新聞の投書欄でもそのような記事を見た事もありますし、
上司と一対一で会議室に呼び出され、延々数時間に渡って「退職する」って
言うまで根競べ、みたいな例も知っています。
妊婦なのにタバコの煙をわざと吹きかけられた、なんて話も。
(これって人権侵害じゃ???自分がされたらどう思うよ!)

これらの会社側による退職勧告は、妊娠を理由にすると法に触れるため、
「協調性がなく業務に支障がある」だの「生産性が著しく低い」など、
違う理由をでっち上げたりするあたりとっっっても悪質です。

出産した女性が当たり前に仕事復帰するためには、
まだまだ高〜いハードルがある、と思わざるを得ません。

正直、こんなことやってるから少子化になるんだよ!って思いますね。
産みたい人が安心して産めないなんて、絶対ヘン。

2007年問題だなんだで、最近「女性の活用」を声高に言う会社は
増えていますが(弊社もそうだったりしますが)、正直

「で、何をどう活用しようっての?」

って思ってしまいます。
単純に、優秀な女性を外部からヘッドハンティングしてきて
管理職につけたからって、それだけじゃあ活用なんて言えませんよ。

活用だ何だ言う前に、まず女性が当たり前に働き続けられるようにしてほしい。
妊娠した女性が産休・育休を取って復帰することは当たり前、
そんな社会になって欲しいと思います。

posted by nyoro at 22:20| Comment(0) | TrackBack(0) | ワーキングマザー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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