2006年09月02日

働く女性が陥りがちな罠(その4)

さて、無事に産休・育休が取れたとして。
子どもが生まれると、産休を取っている間も色々と手続きがあり、
会社とやり取りがあります。

私がまず憤慨したのが、子どもの扶養に関してでした。
「私の扶養に入れたいのですが」と人事担当者に話したところ
「ご主人よりも前年度の収入が高いことを証明できないと無理です」との答え。

何なのそれ!

普通、男性会社員に子どもが生まれたら、妻よりも収入があることをいちいち
証明しなきゃいけないのか?そんな話聞いた事がない。

でも、子どもを扶養に入れている女性会社員に聞くと、この手のやり取りって
当たり前に起こってるのです。結果的に条件を満たさず、入れられなかった人も。
ここに、「父親が稼ぎ、母親は(専業)主婦」という標準家族モデル?による
「子どもが生まれたら、父親が扶養に入れるのが当たり前」という
社会通念があるわけですね。

また、健康保険組合などのからみもあるみたいです。
当然のことながら、扶養に入れたほうの組合で子どもの医療費とかを負担しなくては
なりませんから、健保としては「父親がいるのに、なぜわざわざ母親の扶養に?」と
嫌がるのでしょう。

ちなみに税制上の扶養と、健保の扶養を分けるということもできるようですが、
私の場合はそこまでは考えませんでした。
(なので、メリット、デメリットは良く分かりません)

我が家は夫婦同じ会社で同期で同じ職位だったのですが、たまたま前年度は
私の方がちょっとだけ収入が良かったので、結果的には扶養に入れられたのです。
同じ会社なので(人事で収入を調べられたため?)「証明」も特に書類を出したりは
せずにすみましたが、違う会社だったら夫の源泉徴収票とか出すはめになったんだろうか。

本当に屈辱的な出来事でした。

posted by nyoro at 05:55| Comment(0) | TrackBack(1) | ワーキングマザー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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