2006年11月01日

死なないで。

最近、中学生のいじめによる自殺のニュースが多くて、本当に心が痛いです。


私自身、中1の時にいじめに遭っていました。
直接のきっかけは私自身は分かりませんでしたが、私はいわゆる
優等生タイプなので、どうもクラスの中心にいた不良グループに
嫌われたらしい、ということは分かりました。

机の中にゴミを入れられたり、授業中に私が指されて発言すると笑ったり、
持ち物を捨てられたり、病気で早退すると「掃除当番ををさぼるんじゃねえ」
と言われたり、色々。


・・・おっと、これ以上思い出すのはやめておこう。


正直、死にたい、と思ったことは一度や二度ではありませんでした。
でも、絶対死ぬもんか、と思ってました。
ここで死んでも、いいことなんかありゃしない、と。
私はプライドがヘンに高いので、「いじめで自殺した」と思われるのは
耐えられない、と思ってました。

登校拒否とかもできなかった。
とにかく、何も感じていないように、必死に平静にふるまってました。
今思うと、そういう態度がまた彼らのカンに触ったのかもしれないけど。


同様に、プライドの高さ故、親にも相談できませんでした。
まあ、うちの親は呑気なので、多分相談しても行動を起こしてくれそうに
なかった、というのもありますが。
(おそらく「先生に相談したら〜」と言われて終わり)


先生にも・・・相談はしなかったな。
でも、何か感づいていたとは思う。直接触れはしなかったけど、
色々声をかけてくれていたので。
少なくとも、先生がさりげなくかばってくれているというのは分かりました。
しかし、当時はかなり学校が荒れていて、不良グループ自体に先生が手を焼いて
いたので、いじめの解消まではできなかった、って所なんじゃないかと、
今は思います。
それを責める気は全くありません。


結果的には、たまたま中1の終わりに引っ越しをすることになったため
転校していじめからは逃れられました。
それがなかったらどうなっていたかは、これまたあまり考えたくない。
転校先では、いじめられることもなく、友人も出来て楽しく過ごせました。


やっぱり、当時のことは今でも尾を引いています。集団を怖いと思ったり、
人を信用しきれない自分がいたりします。


でも、その時のクラスメイトと高校でまた同じクラスになって、
「あの時はごめんね」と言ってもらえました。
(その人は加害者というより傍観者だったけど)
ちょっとだけ、溜飲を下げました。



今、いじめられてて苦しい人がいたら、こう言いたい。


「絶対、死なないで」


苦しかったし、その後も苦しいことや辛いことも色々あるけど、
いいことや楽しいこと、幸せなことも一杯ある。



「生きていて良かった」


って、今、本当に思う。


死んだって、復讐になんかならないよ。死に損だよ。
遺書にはっきり「いじめられているので自殺します」って書いてあっても
学校や教育委員会は保身のため「因果関係は不明」とか言ったりするんだから。


だから、生きようよ。
学校が辛かったら、行かなくたっていいよ。保健室登校だっていいよ。
自分の命、心が危機にさらされている時に、勉強なんかしてる場合じゃない、
って思うよ。

私みたいにつまらないプライドを持たないで、誰か相談出来る人を見つけよう。
できれば何か行動してくれる大人がいい。

とにかく、自殺する勇気を持てるなら、生きるための知恵を振り絞って欲しい。
そこで死んだら絶対損!
自分の明るい未来を、意地でも手に入れて欲しい。



私自身、周りにそういう子がいたら、助けられるようになりたい。
そう思っています。
posted by nyoro at 23:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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