2007年05月22日

子どもには罪はない

「300日問題」で無戸籍になっていた赤ちゃんの「一部」が
特例措置でやっと戸籍を手に入れたとのこと。
今回の措置は、一歩前進という気はするが、要件があまりにも
厳しくて、該当者が少ないのが悔しい。

戸籍が無ければ、法的にはその子は存在を認められない。
つまり、国民扱いされていない。
当然、国民が当然受けられるべきサービスが受けられない。

これは、人間の尊厳にかかわる問題だと思う。
離婚した、あるいはしようとしている相手の子にしときゃいいじゃん、
なんて訳にはいかないのだ。

もっともっと、救われる子を増やせないだろうか。
議論の過程で、「不倫を助長する」だの家族のあるべき姿だのという話が出たが、
どうしてそっちに話が行っちゃうんだ。今回の発端はそこじゃないはず。

生まれた子供には罪はないでしょう?
日本国民として、当然の権利を与えてやれないのか?


戸籍がもらえるから安心して不倫する、なんてこと普通考えますかね?
多くは「結果的にそうなった」だけなのでは?

また、離婚するくらいの夫婦なんだから、いろいろ事情があるわけで、
中にはDVにあって命からがら逃げてきた女性だっているんですよ。
(先の立てこもり事件でも、元奥さんは加害者のDVから逃げ出して
シェルター暮らしをしていたということだし)

そんな人が、やっと落ち着ける相手と出会って子どもができたとして、
誰が今更憎い男の戸籍に子どもを入れたいものか?
しかも、その男の子どもでもないのに。

憲法だって「基本的人権の尊重」って言ってるんだから、
もっと子どもの人権を考えて欲しいと切に願います。
それともまさか、そこについても改正(というか改悪)するつもりじゃ
ないでしょうね?>首相
posted by nyoro at 17:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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