2007年05月29日

「考具―考えるための道具、持っていますか?」 加藤昌治

考具―考えるための道具、持っていますか?


会社の社内研修で、「この中から一冊選んでお持ち下さい」と言われて
もらったのがこの本。
たまたま直前に、とあるメルマガでこの本について紹介されていて
「おっ」と思っていたので、迷わず手に取りました。


著者は博報堂の、いわゆる企画屋さん。アイデア勝負のお仕事ですね。
この本では考えるための道具「考具」を紹介してくれています。

決して入社当初からアイデアが色々出ていたわけではなく、色々と
工夫してアイデアが出るようになったとのことで、
「アイデアマンになるかどうかは後天的なもの」と言うのが持論。
アイデアが出るかどうかは「意識しているかどうかの一点」とも。


アイデアの定義は、以前ご紹介したこの本にある、
「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない」
というものが一番「使える」と書いています。


それから、「アイデア」と「企画」は別物で、まずアイデアを「拡げて」、
そこから「絞って」企画に収束させる、というのが手順。
アイデアを拡げる時は、フィジビリティとかを考えず拡げまくり、
企画にするには詳細をつめて実現可能なものにしなくてはならない。


個人的に試してみたいなと思った考具は「マンダラート」ですね。
マインドマップも本を読んでやってみたりしているのですが、
イマイチうまく書けないので、後から見てもあまり整理されている
感じがしないんですよ。セミナーにでも行けばいいのかもしれませんが。


マンダラートは縦3マス×横3マスの真ん中にテーマを書き、周囲に
アイデアを書いていくというもの。私はこっちの方がすんなりできそう。


他にもカラーバス、オズボーンのチェックリスト等、楽しみながら
できそうな考具がいっぱい。
色々試してみて、自分の使いやすい考具を見つけたいですね。


おまけ。
面白いな〜と思ったのは、一枚の紙が挟まっていて、
「立ち読みしてくれたアナタ、ありがとう!(中略)どうせなら
ここを立ち読みしてから、この本をレジに連れて行ってくれるかどうかを、
ぜひ決めて下さい!」
とあり、その下にこんな人は何ページを、あんな人は何ページを、と
5パターンくらい書いてあるんです。

そして裏には、
「この本には「質疑応答の時間」があります。」として、FAX番号と
メルアドが書いてあるんですね。
そこに質問を送ると、考具web!で答えてくれるそうです。


これこそ、アイデアマンならではですよね。
posted by nyoro at 22:46| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がない ブログに表示されております。