私は学生時代、ウェイトレスや売り子のバイトを結構やりました。
自分の空き時間と、勤務時間の都合が合いやすかったから、というのが理由で、
好きか嫌いかというと実はあんまり好きではなかったんですね。
だから結構嫌々やっていた部分もあったし、決して評価も良くなかったような。
でもアルバイトだから時給もらえればいいや、なんて根性でした。
甘ったれてますよねー。
まったく、そんな昔の自分にこの本を読ませてやりたかった。
彼女のことは、朝日新聞で取り上げられたときに知りました。
でも弱冠22歳とは・・・!
最近は確かテレビドラマになってましたよね(見られませんでしたが)。
ホテルに就職したものの辞めてしまい、半ばひきこもりになっていた時に
この「新幹線パーサー」という仕事を知ってアルバイトを始めた彼女。
正社員になって知ったのは、売り上げが平均の3倍で堂々トップ!という事実。
時間も不規則、体力勝負でありながら人柄も大事というこの仕事。
アルバイトでも厳しい研修、身だしなみも厳しく要求される。
生半可な気分じゃ勤められない仕事だと思います。
「お客様に一人でも多く会いたい」というその気持ち。
この人は本当に、接客が好きなんだなあと感じます。
つくづく過去の自分はプロじゃなかったよなあ・・・と反省しきり。
この本を読み終わって間もなく、娘の幼稚園で納涼祭があり、
ベビーカステラの売り子をやったのですが、この本の影響か、
なんだか今までになくサービス精神にあふれた接客ができたような
気がします(気のせい?)。
新幹線パーサーという仕事の裏側についても知ることができたのが面白かったです。
自分はまずつかないだろうと思われる、他の職業について知るって楽しいものですね。
今度新幹線に乗ったら、パーサーさんたちをまじまじと観察してしまいそうです。