2007年10月22日

人財育成について考える(4) 〜結局は本人しだい〜

学生時代、「モー勉強はいや!さっさと社会に出たい」
と思ったことがあります。


社会に出れば、もう勉強しなくていい、
合格するための、評価されるための勉強はしなくていい、
そう思っていました。


今思うと浅はか。


社会人になってからのほうが、よほど勉強は必要です。


仕事に必要な勉強もあるし、資格を取らないとつけない職業もあります。
勉強をどれだけしたかが、キャリアに大きな影響を及ぼす場合もあります。
私は、30歳を過ぎて初めて、統計学を勉強する必要に迫られました。


だけど、そればかりじゃない。
勉強は楽しいことに気がついたのです。


そう、自分が興味を持つものがあったら、勉強してみればいいんです。
社会人になってからの方が、好きなことを勉強できるんです。


むろん、苦しい勉強もあるでしょう。
自分の目指すキャリアのために、やりたくない勉強をやらなくては
いけないときもあります。


とりあえず大学卒の肩書きを得るためだった勉強は、
苦手なものはあれやこれやの手を使って単位をとるだけが目標。
無論、必死に勉強した学生だっているはずだけど、
そうしなくても卒業できてしまう人がいるのも現実。


いったん社会に出てからの勉強は、自分自身にモチベーションがないと
続かないです。
なぜなら、勉強をやめても誰も困らないから。
自分自身も、現状でやっていけるのであれば、こんなモチベーションが
なくても日々暮らしていくのには差し支えない。



逆に、モチベーションがあればすごく力になります。
こんなキャリアを目指したい、目標に到達したい、そんな思い。
場合によっては、お尻に火がついて、背水の陣で臨む場合もあるでしょう。
それでも、「やらなくちゃ!」と心底思えれば、強い。



結局は、

本人にどこまで勉強する気があるかがすべて

と思います。


会社に対して「研修制度が充実していない」と文句を言う人がいますが、
その時点でアウト。
勉強する気があるなら、研修をやっている会社はいっぱいあります。
自腹切ってでも行けばいいんです。
会社におんぶにだっこで育ててもらおう、というのは単なる甘え。


社会人になったら、自分に教育を施すのは、自分自身であるべきです。
posted by nyoro at 22:54| Comment(2) | TrackBack(0) | キャリア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
nyoroさん、こんにちは!
私も「勉強は楽しい」って思います!
(大人になった今だから・・・)
自分に投資して勉強する人がもっともっと増えると世の中も変わりそうな(笑)気がします
Posted by かぼこ♪ at 2007年10月23日 07:26
かぼこ♪さん、ありがとうございます!

同じく、勉強する人がもっと増えると世の中
良くなると思います。
だからこそ、この楽しさを知って欲しいですね。
Posted by nyoro at 2007年10月24日 22:48
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