この映画のことは今まで知らなくて、たまたま見始めたのですが
私にとってはとても興味深い題材でしたので、つい引き込まれました。
内容は、某県の県庁から、民間交流人事により半年間スーパーで研修を
することになったキャリアが、そこで出会ったパートの女性と
最初はぶつかり合いながらも、スーパーの不正を正し、閉鎖から救うと
言う話です。
(後で調べたところによると、原作とはかなり設定を変えているらしいですが)
この映画のテーマのひとつに「改革」ということが言えるのが、
私に興味を抱かせた理由だと思います。
やる気のない店員、不良在庫が山と積まれ、行政からたびたび
改善勧告を受けながら変わらない、閉鎖寸前のスーパー。
かたや、「前向きに検討させていただきます」と言いながら
書類をゴミ箱に捨てる県会議長。
組織における「改革」とは何か、
どうやったら成し遂げられるのか、
私自身の仕事も「改革」が常にテーマになっているので、
自分だったらどういうアプローチで行くだろうか?と考えさせられました。
また、織田裕二演じる主役の野村が、鼻持ちならないエリートから、
さまざまな軋轢や挫折を経た末にスーパーの惣菜担当に頭を下げるまでに
変化したこと、
議会の場で知事に「研修に行って何が得られたか」と聞かれ、
「素直に聞くこと、素直に認めること、
何かを成し遂げるためには、仲間が必要なことです」
と答えたこと。
これも印象的な「改革」でした。
何かを改革すると言うことは、時間も気力も必要だし、
へこたれそうにもなるけれど、また明日からがんばろう!という
気持ちにさせられました(単純・・・)。
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