2006年08月10日

「問題解決プロフェッショナル「思考と技術」」 斎藤義則著 株式会社グロービス監修

問題解決プロフェッショナル「思考と技術」


いわゆるロジカルシンキングやフレームワークに関する本です。
こういうメソッドは実はたくさんあるにも関わらず、学生時代の普通の
教科の中にはなかったりするので、仕事によっては(あるいは個人の
意識によっては)こういうものに接することもあまりなく、知らない人は
知らないままで終わってしまう種類の技術なのではないでしょうか。
それってやっぱり勿体ない。

うまく使えれば、考えを整理したり、会議で討論するときに
強力なツールになるのだと思います。
理解するのと使いこなせるのはまた違いますが。

この本を買ったのは秋山ゆかりさんの「ミリオネーゼの仕事術[入門]」
紹介されていたからです。
ゼロベース思考、仮説思考、ロジックツリー、MECEなどについて、
具体的な表の作成の仕方や、実際のビジネスにおける事例などを交えて
説明されています。

やや骨太な種類の本に入るかと思いますので(といっても、この類の
本の中では 多分入門レベルではないかと言う気も)、読むのは少々
苦労しましたが、 今までビジネス系雑誌などで耳にはしていた
問題解決手法をきちんと学ぶいい機会になりました。

WILL×SKILLマップ、UPorOUTなどについては、新人研修のネタにも
使わせてもらいました。新人にも、いい気づきになったようです。

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2006年08月01日

「和田裕美の人に好かれる話し方」 和田裕美

和田裕美の人に好かれる話し方-愛されキャラで人生が変わる!


この本も、先日の講演会で買ったものです。これもサインしてもらいました。
こういういかにもってタイトルの本はこそばゆいのですが、
私自身「口が悪い」「キツイ」と良く言われて注意を受けたりもするので、
「人に好かれる」とまでいかずとも、少なくとも人を不快にさせない話し方を
習得する必要は大ありなのです。

和田さんの本は1ページの文字数が少なめなのでいつもさらっと読めて
しまうのですが、その中に印象に残る文言がいつもあります。
今回は、一瞬笑ってもすぐに顔が戻ってしまう人がいて、1分間微笑み続ける
トレーニングをした、という話が印象的でした。これやってみようっと。

まとめると、

1.空気を作る
2.聞き上手になる
3.言葉の使い方「語尾マシュマロ」(マシュマロのように語尾をふわっと)

って感じでしょうか。
「早口は損ばかり」というのには、マシンガントークの私はガーン!
うう、努力しなきゃー。
さしあたって、明日研修講師をするので、いつもよりゆっくり話してみよう・・・。
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2006年07月30日

「できる女はやわらかい ラッキーサクセスの仕事術」 林恵子

「できる女」はやわらかい―ラッキーサクセスの仕事術


最近女性経営者の本を読むことが多いですが、今回は40〜50代向け
通販ファッションブランド・日本ランズエンドの社長さんの著書です。
前半は彼女の職務経歴、後半はビジネス上のアドバイスが章立てで
書かれています。

この方は、社会人のスタートでいきなりつまづいています。
大学卒業後、就職口がなくてアメリカ留学するも、その後も300通
履歴書を出して全敗、やっと日系企業のアシスタントとして期限つきで
採用されるところから始まります。
彼女は常に「ゴルゴ13」になろう!と言う決意をします。その意味は、

・お金をいただくとどんな難しい状況にあろうと仕事を完璧に遂行する
・心に触れる+αを残す。

ということ。これっていい表現だなあと思いました。仕事に躓いた時なども、
「ゴルゴ13になろう」と思いながらやれば頑張れそうな。

そしてその後彼女は、「40歳で社長になる」という目標を決め、そのために
何歳でどうなっているべきか、何を経験するべきかなどを考え、
着実に実行していき、この目標を達成するのです。

「40歳で社長になる」って目標自体もすごいと思いますが、
(しかもベンチャーを立ち上げるのではなく、大きな会社の雇われ社長、
と限定しています)達成してしまうというのがまたすごい。

先日読んだ橘・フクシマ・咲江さんもそうですが、こういう人達って、
先を見て計画もしているのだけれど、それだけではなく、その場その場で
降ってきたチャンスを確実にものにしているんだ、ということが分かります。

そして、チャンスを確実にものにするためには、やはりボーっとしていては
だめで、自分がどうなりたいかという将来像をきちんと描いて、そのために
何が必要かということを把握し、その方向にそっていかないといけないのだ、
ということが分かりました。

後半のアドバイス集は、どこからでも読めるので、仕事で躓いた時なんかに
パラパラとめくって読み直すと、その時の琴線に触れる箇所が見つかる、
という感じです。
同じビジネスでも女性と男性ではやはり感じるところやつまづくところが
違うので、先を歩いている女性のアドバイスはとても参考になります。


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2006年07月15日

「自信のなさは努力で埋められます 〜世界最大ヘッドハンティング会社の日本法人社長から貴女への提言〜」 橘・フクシマ・咲江

自信のなさは努力で埋められます ~世界最大ヘッドハンティング会社の日本法人社長から貴女への提言~


この方自身、何度か新聞のインタビューなどで取り上げられているのを見て、
「どういう人なんだろう?」と思って気にはなっていました。
そんな折り、ちょうど仕事に対する自信を失っている時
この本のタイトルを見て、「これだっ!」と思って購入しました。

いやはや、経歴見てるとすごいんですねー。日本語教師からコンサルタント、
そしてエグゼクティブ・サーチの世界へ。
そもそも、いわゆるヘッドハンティングのことをエグゼクティブ・サーチって
言うのだと言うことはこの本で知りました。
その間にもICU大学院、ハーバード大学大学院、そしてスタンフォード大学
大学院でMBA取得・・・これだけでもうクラクラしちゃいます。

でも、こんなすごい経歴とはうらはらに、文章にずっと流れているのは
「自信のなさ」。そしてそれをどう克服したか、ということ。
読んでいると、自分で積極的に事を起こすというよりは、
人からすすめられたり、声がかかったりということがきっかけであることが
多いようにも思え、「幸運でした」と書いてあるとおり、運に随分恵まれて
いる人という印象を受けました。

運も才能のうち、といいますから当然才能もあり、きっと人柄もいいので
人が助けの手をさしのべてくれてるんだろなあと想像しますが、
それでもご本人は自信がなく、悩みながらもひとつひとつ解決し、
たゆまぬ努力で一歩一歩前進している、ということが分かります。
運はともかく、その過程は自分でも取り入れられることがたくさんあり、
すごく参考になりました。

やっぱり、焦らず努力を続けることが大事だ!
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2006年07月08日

「仕事は、かけ算。 20倍速で、自分を成長させる」 鮒谷周史

仕事は、かけ算。 ~20倍速で自分を成長させる


まぐまぐ発行部数ランキング1位になった有名メルマガ「平成・進化論。」。
私も購読していますが、先日発行1000回を数えましたね。
そのコンテンツの中から選りすぐって作られたのが今回の本です。

彼は、本を読むこと、セミナーに行くこと、人と会食することなどを通して
インプットを続け、それをメルマガという形でアウトプットしている。
そこからまた新たな出会いがあり、インプットにつながる、というような
いいサイクルに入っている訳です。

考えてみれば、私が「平成・進化論。」を知ったのは、とあるセミナーに
参加した時にお話した方から教えてもらったのがきっかけです。
そして購読を始めてから、もっと本を読もう!セミナーにも行こう!
と思うようになり、せっせと本を読んだり、セミナーにも参加しています。
最近は、会いたいなと思った人にはすぐコンタクトを取るようにしています。
(初めての人に会う、というのはなかなかうまく行きませんが)
私もいいサイクルに入って来た?というウキウキした気分になっています。

去年から、とある業界団体に参加するようになりました。
そこで出会った方々はその筋では一流の方ばかりで、私はとっても居心地が
悪いながらも頑張って通っているのですが、それはとても良いインプットに
なっていると同時に彼の言うところの「快適ゾーン」を上昇させる行為でも
あるのだな、と思います。
(自分が提供できる価値がないところが辛く、なかなか「快適」な状態とは
ならないのが辛いところですが、慣れては来ました・・・)

一つ一つはほんの些細なことかもしれないことでも、続ければ強みになる!
なるほど、その通りです。
とりたててすごいことをやらなくてもいいんだ、できることをやり続ければ
強みになるんだ、ということを再認識しました。

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2006年07月05日

「シゴトのバイブル 入門編」 佐々木かをり

シゴトのバイブル 入門編


本屋で手に取ってあんまり深く考えず買ったのですが、
家に帰ってからよくよく見ると「入門編」とある。
その通り、中身も20代向けになってます。

すでにその時期を過ぎている私は(笑)
「ありゃ、失敗したかな」と思いながらもせっかく買ったから、と
読んでみました。

いや、30代で読んでも役に立つ言葉は一杯ありますね。
それ以上に、自分の20代がいかに何も考えていなかったか、ということを
イヤというほど思い知らされましたが・・・。
っていうくらい、この人は若いウチから「シゴト」について考えながら
働いていたんだなあ、と。

でも、私のやり方でいいんだ、と思えることも色々。
職場ではきちんとスーツを着るようにすることとか。
向いていない、と思う作業でも全力で取り組んで結果を出すこととか。
少なくとも、私がポリシーとしていることは間違っていないと思いました。

彼女が社長をしているイー・ウーマンサイトのリーダー登録もしているんですが、
あんまり出入りしていない・・・
これからは、もっと頻繁にアクセスして脳を鍛えた方がいいかも!

20代の方、あるいは10代で就職活動を控えているなど、シゴトについて
考えないといけない段階の方、オススメです!
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2006年06月21日

「仕事で本当に大切にしたいこと」 大竹美喜

仕事で本当に大切にしたいこと―自分を大きく伸ばすために


大竹さんは、AFLACの創業者の方ですね。以前からお名前は聞いていて、
たまたま本屋さんで見つけて手に取ってしまいました。

短い章立てで書いてあるので、ちょっとずつでも読みやすくていいです。
興味のあるところを拾い読みしてもOK。

最近、かんき出版さんのビジネス書にはまっている私。
読みやすくて、でも中身があっていいんです。
そしていくつもの言葉が心に残る。その残った言葉を大切にして、
実践していこう!と思う毎日。
そして反省の毎日・・・。
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2006年05月27日

「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?身近な疑問からはじめる会計学」 山田真哉

さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学


私がご紹介申し上げるまでもない本ですが、面白かったです。
私自身数字にとっっっても弱くて、数字が並んでいるのを見ただけで
思考停止しちゃうんですねー。
(じゃあなぜSEなんか・・・というツッコミはなしにして!って前にも
書いたような?)

銀行の仕事なんかもしていたくせに、B/S・P/Lも分かったような分からないような、
という状態の会計分野、少しは分かるようになるかなあと言う期待で
読んでみました。

安心したのは、「数字に弱くても、数字のセンスがあればいい」という部分。
いや決して自分に数字のセンスがあるわけではありませんが、
「こう考えれば良いんだ!」というヒントになりました。
今度からは、数字を見かけたら別の見方ができないか?と言う風に考えて
みたいと思います。それだけでちょっとは数字を見るのが面白くなるかも
しれません。
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2006年05月25日

「39歳までに組織のリーダーになる 活躍スピードを加速する」 柴田励司

39歳までに組織のリーダーになる―活躍スピードを加速する


先日、夏のボーナスに向けての評価面談があったのですが、
今までも私の弱点と思われていたことをストレートに指摘され、
「また言われたか!」と落ち込んでしまいました。

とは言っても、これからに期待して下さっているとのお言葉もいただき、
いつまでも落ち込んでいられないな〜と思い直しました。

今の上司も、前の上司も、その前の上司も声を揃えて言うには、
「今当社でも女性の部門長を育てようとしている。あなたにはその可能性がある」
だそうで・・・。
初めて言われた時にはそんなこと考えたこともなかったので、
「へ?何言ってんですか〜」という感じだったんですが、
あんまり言われるので、そういう方向に行かなければいけないのか?と
今度は逆にプレッシャーになっている今日この頃。
(決して自慢とかしている訳じゃないんです。本当に、自分はその器ではない
と思っているので、どうしてそう思われるのかが分からないんです)

しかし、そういう方向が望まれているのなら、そういう方向に向かわないと
生き残る道はないのでは???と思い、本屋でリーダーシップに関する本を
色々買い込んできました。
これはその1冊。今の私にはぐさーっとくることもたくさん書いてありました。
やっぱり私にはまだまだ足りないことが多すぎます・・・。
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2006年05月15日

「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう」 マーカス・バッキンガム&ドナルド・O・クリ フトン 田口俊樹訳

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす


「まず、ルールを破れ」という本の続編のようですが、読んでいなくても
特に問題ないと思います。

「あなたの5つの強みを見出し、活かす」という副題がついているように、
強みを見つけてビジネスにいかに活かすかについて書かれています。
強みを34種類に分類し、それぞれの特徴と、活かし方の解説があります。

ちなみに「強み」という言葉の定義は、この本では
「常に完璧に近い成果を生み出す能力」と言っています。

また「強み」を活かすためには「才能」が必要で、「才能」の定義は、
「無意識に繰り返される思考、感情、行動のパターン」だそうです。

才能っていうのは、決して「優れている点」というわけではない
いうことにまずびっくりです。

実際に、読者が自分の強みを知るためのテスト'StrengthsFinder'を
web上でできるようになっています。
ただし、本のカバーの裏についているIDキーが必要で、一度登録して
しまうともうテストできないのですが。
このテストをしたいのであれば、この本は新品を買うべきでしょう。
(テストだけをする方法もあるのかもしれませんが、分かりません)

私もやってみましたが、5つの強みはこんな感じでした。
ちなみに順番は、傾向の強い順らしいです。

Input/収集心:
収集心という資質を持つ人は、より多くの知識を求める知りたがり屋です。
ものを集めたり、あらゆる種類の情報を蓄積したりするのが好きな人が、
このタイプに多くみられます。

Significance/自我:
自我という資質を持つ人は、他人の目から見て非常に重要な人間になる
ことを望んでいます。
独立心に富み、人から認められたいと思っています。

Intellection/内省:
内省という資質を持つ人は、頭脳活動に多くの時間を費やします。
内省的で、自分の頭の中で考えるのが好きで、知的な討論が好きです。

Maximizer/最上志向:
最上志向という資質を持つ人は、強みを利用して、平均的ではなく
最高の水準を、個人ないしは集団において追求します。単なる強みを
最高レベルのものに変えようとします。

Strategic/戦略性:
戦略性という資質を持つ人は、目的に向かうための選択肢を想定する
ことができます。
いかなる想定に直面しようとも、適切なパターンと問題点を直ちに
予測することができます。


「自我」「内省」「最上志向」は確かにそういう傾向はあると思います。
1月に受けたセミナーの「心のエンジン」ともダブるように思います。
しかし、「収集心」と「戦略性」は若干の違和感あり・・・でも、
このテストはたとえ複数回行えたとしても、その結果の誤差は微々たる
ものらしいです。
であれば、自分で意識していない中に、こういう素質がきっとあるんでしょう。


この本では

「弱みや欠点を直すことに注力するのではなく、
強みを活かしてこそ傑出した存在になれる」



と言っています。
弱点は、無視をしろとは言わないが、うまく折り合いをつけるという
程度でいいらしいです。
これは、弱点を補強しなきゃということに囚われていた私にとっては
目からウロコでした。
弱点を補強するよりも、強みをもっと活かす方が楽しく、かつ簡単に
できそうじゃないですか?
(え?甘い?でも私はそう思います・・・)

この本では決して「こういう強みを持っている人はこういう仕事に
向いている」という言い方はしていません。
どんな仕事であっても、強みを活かせる方法を探せばよい、ということ
のようです。

私が今やっている仕事は、ある意味私の5つの強みを活かすにはすごく
向いている仕事だと思いますし、自分でも現場にいた頃よりも今の仕事
の方が向いていると思っていましたので、この方向でいいんだという
確信が持てました。

さて、この強みをこれからどうやってより活かすかだな・・・。
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2006年04月30日

「アイデアのつくり方」 ジェームス・W・ヤング

アイデアのつくり方


まずびっくりするのは、とにかく薄いんです。
帯には「60分で読めるけれど、一生あなたを離さない本」とあります。
実際読んでみて思ったのは、
「本当に大事なことだけまとめると、これだけの薄さでこれだけのことが
言えるんだなあ」ということ。
本によっては、字が大きくて行間も大きくて紙は厚くて・・・で、結局
書いてある事って大したことないよなあ、という本も多いですが、
そんな本はこの本を見習えばいい、と思えるくらい、薄くても充分
中身はあると思います。

その中身とは、簡単にまとめると下記のようになります。
1.アイデアとは、既存の要素の新しい組み合わせ以外の何物でもない。
2.既存の要素を新しい一つの組み合わせにする才能は、事物の関連性を
 見つけ出す才能に依存する部分が大きい。
3.アイデアを作成する心の技術は5段階。
 1)資料収集
 2)収集した資料の咀嚼
 3)問題の放棄
 4)アイデアの発見
 5)発見したアイデアを現実へ適合させる

うん、分かる分かる!
確かに、何かを思いつく時と言うのは、この段階を無意識に経ていることが
多いです。とくに、うまく行かなくてとりあえず棚上げにしていたものが、
ある日突然ピン!とひらめいて一気に進むことは珍しくないです。
つまり3)と4)を行ってるってコトですね。

ただ、1)と2)は、もうちょっとうまくやる必要があるかもしれません。
きちんと咀嚼できていればもっといいアイデアのネタになるかもしれないのに
それが出来ていない気がするからです。

そこでやってみようと思ったのが、「カード検索法」。

以前読んだ「考える技術・書く技術」でも「カードシステム」として
この方法を推奨していますが、ここでも同じです。
どちらもロングセラーなので今ほどITが発達していない
時代の手法かとも思いがちですが、こういうアナログな方法が最終的には
一番整理するにはいいのではないかと思うわけです。

最近も、会社の同僚と話をしていて、「以前はプロジェクトごとに、
ホワイトボードを出しっぱなしにして色々整理するのに使ってたよねえ。
最近そういうの見なくなったねえ」と話していたのですね。
(セキュリティが厳しくなったってのもあるかもしれませんが・・・)

解説で川喜多二郎の「発想法」が紹介されていますが、KJ法なんかでも、
付箋にキーワードを書き付けたものを模造紙に並べて検討することがあります。
カードシステムはまさにそういう作業で、パソコン上でこれに代わる作業を
しようと思っても、なかなかうまく行かないことも多いんですよね。

うん、カードシステム、もっと見直そう。
とりあえず、100均でもいいからカードを買い込んで、今あちこちにメモって
あるものをまとめよう。
そう思ったのでありました。
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2006年04月04日

「考える技術・書く技術」 板坂元

考える技術・書く技術


まずこの本、びっくりなのが、初刷が1973年だということ。
それからずっと売れ続けているロングセラーというわけですね。
夫が買ってきたのを何気なく読み始めたら止まらなくなりました。

タイトルにある「考える」「書く」はもちろん、「話す」、「読む」、
などについても色々な方法が紹介されています。
他人の方法もあれば、著者が実践している方法も。
研修講師をしている私としては、話術もちゃんとルールがあるのが
分かりましたし(それも決して難しくなく、すぐに実践可能)
話のネタを雑誌や本から拾ってくる際の整理の仕方も参考になりました。

やはり昔の本なので、アナログな方法が多いんですが、どんなにITが
発展しても、やはりアナログに戻った方が絶対やりやすい部分って
あるよなあ・・・と思っている私。
余談ですが、昨年までPDAを使っていたのに今年は紙の手帳に戻しています。
やはり私は紙が好きかも。と関係ないことを思ったのでした。
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2006年03月14日

「35歳から仕事で大切にしたいこと」 村井勉

35歳から仕事で大切にしたいこと―これからさき、成長していくために


こういう本を読んでるとなると年がばれそうですが(笑)
本屋でたまたま見つけて、「35歳より下と上では仕事のやり方を変えないと
いけないってことかしらん?」と思い、手に取ったのが運の尽き。
迷うことなくレジに向かっておりました。

短い章がたくさん並んでいる感じで、どこから読んでもいいので読みやすいです。
私は最初から読んでいきましたが、目次を見て興味を持てたところから読んでも
いいと思います。
一言で言えば、35歳(ミドルクラス、中間管理層とも言う)は、
「自分の仕事を一所懸命するだけから、いかに人をうまく使えるようになるか」
「いかに社内の部門間連携を行うか」
ということを考えるべき年代、と言う内容です。

最近2007年問題などと騒がれていて、女性の活用がカギ、なんて巷では
言われているようですが、この本でも触れられています。
他の本でもそうですが、女性活用というと、「男性にはない感性」を
求められることが多いようですね。あと、「ストレートに意見を言う」
というあたりでしょうか。この本でもそう言うことが書いてありました。
私などは昔から「nyoroさんは自分の意見をちゃんと言えるのがよい」と
言ってもらえることが多いので、なるほど、こういうことを褒めてもらって
いるのだな、と思いました。

部分的に、いかにも高度成長期の企業戦士が言いそうなことだよな〜みたいな
くだりもありますが、まあそれは目をつぶるとして。
今、とあるテーマについていかに社内の部門を連携させて進めるべきか、
ということを延々と考えている最中の私にとっては、少なくとも
今自分がこういうことを考えているのは無駄にはならんぞ!という気持ちに
させてもらえました。
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2006年03月03日

「幸せをつかむ!時間の使い方」 和田裕美

幸せをつかむ! 時間の使い方


最近、タイムマネジメントをもっとちゃんとしないと、とつくづく感じます。
会社でも家でもとにかく時間に追われていて、それも絶対時間を無駄に費やしている、
という感じがしているのです。

で、この本。
この人の本、最近本屋に行くと一杯並んでます。
「世界No.2の営業ウーマン」だって。何を持って世界No.2?と思ったら
今は撤退してしまった日本ブリタニカ時代の称号なのですね。ふむふむ。
「幸せをつかむ」とか言われてしまうとちょっと胡散臭いなあと思ったりもしつつ、
この人はどんな時間の使い方をしてるのだろうと思って買ってみました。
字が大きめなので、あっという間に読めてしまいました。

結論から言うと、タイムマネジメントの「方法論」というよりは、「心構え」みたいな
部分が多かったように思えます。
「あ、なるほどなー。確かにそうだよなー。うんうん」と頷きながら気楽に読んで
何となく自分も前向きになれる、というような感じでしょうか。
何というか、この人の文章から立ち上ってくるイメージが、とても世界No.2とは思えない
ぽや〜んとした感じで、決して「時間を効率よく使ってバリバリ働くわよ!」という
感じではないんですね。
うーん、動いている本人に会ってみたいなあ(テレビとかでもいいから)と思いました。

ま、多少はテクニック的なことも書いてありますよ。
私はつくづく「アクションプランをきちんと作る」ことが苦手なのだなーと悟りました。
私のやり方は、この本でいう「感覚型(メモ型)」そのものだから。
要は、TODOを片っ端から書き出してリスト化し、やれそうなものからやってどんどん
消していく、というやり方です。
今使っている「アクションプランナー」という手帳だと、本当はそのTODOを「いつ」
やるかまで決めてその時間軸の所に書き込むのが良いようですが、それをやって
うまく行った試しがないんです。
私の場合、せいぜい一週間単位のグロスで考えて、「今週はこれとこれとこれをやる」
という風にTODOを書いていって、その週のうちに消しきればOK、という感じですかね。
それでもその週のうちに終わればいいっちゃいいんですが、時々あふれて次週に
まわったりもしますから、やっぱりもうちょっと何とかしないとなー。

ちなみに「日経ITプロフェッショナル」の今月号のテーマもタイムマネジメント。
こっちも読んでみようっと。

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2006年02月05日

「前田義子の迷わない強運哲学」 前田義子

前田義子の迷わない強運哲学


私は正直、この人を知りませんでした。
この本を買ったのは、通販サイトで色々本を注文している時、何かの拍子にこの本が表示され、何となく惹かれて買ってみた、という感じです。
で、読み始めて初めて、「フォクシー」というブランドのオーナーデザイナーであることが分かりました。

内容は、タイトルの通り、前田さんの「哲学」が語られています。仕事だけでなく、私生活においても、どういう考え方をしているかと言うことがよく分かります。
むろん若い時には色々と失敗もあったようですし、自分を曲げないから人との衝突もあったようですが、「私はこういう考え方だから、こういう場合はこうする」というのが非常に明快であり、芯が一本通っている、という感じです。まさに「迷わない」のです。
こういう考え方に触れると、自分がいかに日頃迷ってばかりいるか、思い知らされます。

細かいテクニックなどは書いてないのですが、今判断力を身につけることを要求されている私としては、「おお、こうすればいいんだ!こう考えればいいんだ!」と目から鱗が落ちまくりで、非常に参考になりました。
迷った時にはまた読み返してみたくなる本です。
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2006年01月28日

「ミリオネーゼの仕事術[入門]」 秋山ゆかり

ミリオネーゼの仕事術〈入門〉―8ケタ稼ぐ女性が実践している4つのビジネススキル


「ミリオネーゼ」という言葉は、「1000万円以上の収入がある女性」を指す
造語なんだそうです。
つまりこの著者はそれだけの収入があるんですね。
私が1000万円稼ごうと思ったら、今の会社は辞めて見込みのある会社に転職するか、
あるいは起業するかしないととても無理ですが(いやそうしたって保証なんかないですが)。

まあそれはおいといて。
それだけの収入のある人が、どういう仕事ぶりなのか、どういう思考をしているのか、
ということに興味がありまして、読んでみました。

まず彼女は帰国子女で、アメリカの大学を出ています。その後の経歴も輝かしい。
それをうらやんだらキリがないですが、若くして成功する人は、目標を設定して
それに向かって進む覚悟を決めるのが早い。

彼女は若くして結婚、離婚し、病気で入退院を繰り返すという経験を経て、
「自分が幸せになるために不可欠な要素は何か」を考え、そこから
「仕事のスキルをつけ、20代のうちに1000万円稼げるようになる」という目標を
設定しています。
そしてそこからの行動力、そして意志。

正直、「う、やっぱりこれだけのことをしないとダメなのか〜」と思わされるくらいの
努力をされてます。
つくづく、私は20代を何も考えずに過ごしてきたんだなあ・・・と思ってしまいますが、
それはそれで今の自分にたどり着くために必要なプロセスだったんだ、と
思い直すことにして。

しかし、今からでも、ここまでは難しくとも、真似できるところもあるわけです。
「こういう順序で、こう考えていけばいいのか」と参考になった部分も多くあり、
「こういう考え方を知るにはこの本がいいですよ」とオススメの本をたくさん
紹介してもくれています。
早速、自分の仕事にも必要になりそうな知識の本を何冊かを購入してみました。

私はもう20代でもないし、開眼は遅かったかもしれないけど、まだ仕事人生は
20年以上あります。
占いをすると必ず「大器晩成型」と言われますので、20年後にひとかどの人物に
なることを目指すことにして、まずは地道に必要は勉強をしよう、と新たに
思ったのでありました。
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2006年01月26日

「パフォーマンス・マネジメント −問題解決のための行動分析学−」 島宗理

パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学


最近「問題解決」に関する本も読み始めているのですが、
これはストーリー仕立てで易しく書かれているのですんなりと入っていけます。
心理学というのは大学受験の時にちょっと考えた分野でもあったので
それなりに興味がありましたが、その中の「行動分析学」という分野は
今まで全然知らなかったので、面白く読みました。

大事なのは「個人攻撃の罠にはまらないこと」。これがなかなか難しい!
日頃から、どうしても「あの人は・・・」などと思ってしまいがち。
でもそうではなく、「問題は何か、どうやったら解決できるのか」という視点で
考えられるような癖をつけたいなあと思います。
そして、それを使って職場の問題(家庭の問題も?)を解決できるようになれば尚良し。
しかし、この本に書かれているABC分析は慣れればすんなりできるようになりそうですが、
そこからどう解決するか、というのはもうちょっと(かなり?)勉強が必要そう・・・。
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2006年01月20日

「川本裕子の時間管理革命」川本裕子

川本裕子の時間管理革命


まず、薄くて字が大きめなのですぐ読めます。でありながら内容が薄いということはなく、
無駄なことは書いていない、という感じです。
「なるほど!」と思えるヒントが色々ありました。

副題が「世界で一番大切な「自分コスト」の使い方」なんですが、この「自分コスト」
という考え方。
それから、「問題は出口から考える」「時間管理は積み上げ式ではなく総量で管理する」
「問題点と解決への仮説を30秒で考えられるようにする」
などなど・・・。
だからといって予定をギチギチにするのではなく、休暇などについても触れています。
最近タイムマネジメントに興味を持って色々試しているところなので、早速実践してみよう!
と思えることばかりでした。

先日行ったカンファレンスに川本さんがゲストでいらしていたのですが、経歴や、
この本から感じられる「バリバリ」というイメージとは違っていました・・・。
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2006年01月10日

「失礼ながら、その売り方ではモノは売れません」林文子

失礼ながら、その売り方ではモノは売れません


ずっと車の営業でトップセールス、ビー・エム・ダブリュー東京の代表取締役を経て、現在はダイエー代表取締役会長兼CEOの林文子さんの著書。アメリカ・ウオールストリートジャーナル誌「注目の女性経営者50人」に、日本人でただ一人選ばれたというものすごい女性・・・。

うーん、正直別世界の人、という感じですし、私は営業をやっている訳でもないのですが、この人はここまでになるのにどういう道を歩んできたんだろう、と興味を持って読んでみました。
そして、営業じゃなくても役に立つ、いろいろな「気づき」が得られました。

例えば、この年代の女性が営業をやるってことの苦労は半端じゃないと思うわけです。特に、同僚の男性から足を引っ張られたりすることなんて日常茶飯事だったろうな、と。
でも彼女は、「気にしていないふりをする」訳です。私なんかはイヤだな〜と思ったらすぐに顔に出てしまうので、もっと冷静にならねば!と思います。

それから、道がいくつかに分かれた時は、「より大変そうな方を選ぶ」んだそうです。これって勇気がいりますよね。ついつい楽な方とか、何とかなりそうな方を選んでしまうのが人間というもの。でもそれをせずに、大変そうな方をあえて選ぶことで、人間として一回りも二回りも大きくなる・・・この姿勢は見習いたいと思いました。

部下のモチベーションを上げるのも上手なんですね。今自分が苦労しているテーマだけに、もう少しどんなことをしたのか具体例が欲しかったですが。ただ、自分が上になったからといって部下がやってくるのを待っているのではなく、自分からどんどん人の中に入っていくという姿勢は、やはりこの人は人が好きなんだろうなあと思います。私は人の中に入っていくってことが苦手分野なのですね・・・今後ここをどう克服するかが決め手になりそうです。それから人を褒めると言うこと。これも簡単そうで難しいことです。自分も褒め上手になりたいものです。

と言うように、彼女の仕事や人に対するスタンスというものが、とても参考になりました。


posted by nyoro at 23:05| Comment(1) | TrackBack(4) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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