保育参観は、
娘の幼稚園での様子を見ることができる楽しみと、
心臓に悪いハラハラドキドキとを
同時に味あわせてくれる場であります。
今回は特に、クラス替えになって1ヶ月、最初の参観日。
新しいクラスに慣れるのに時間がかかっているようなので、
やや心配しているところ。
早めに行って、窓越しにそっと覗いてみました。
なんか不安そうに歩いてる。
あ、男の子と手をつないで椅子に座った。
あの子はたしか○○くんだっけ、
バスが一緒で去年から仲良しだって言ってたなあ。
先生がみんなにトイレに行くよう言ってる。
あ〜あ、一番最後になっちゃったよ。
こう言う時要領悪いんだよねえ。
「お母様方、お入り下さい」
と声がかかっても、娘はまだ戻ってこない。遅いんだよねえ。
しばらくして、先生が話し始めている中やっと戻って来た。
先生が工作の説明をしているのに、聴いているのかいないのか、上の空。
工作を始めても、ほかの子がどうするのかを見てからそれを真似してる。
やっぱり先生の説明は聴いていなかったんだろう。
昨年の先生からも
「意識が時々どこか違うところに飛んでいる」
って言われたっけ…
画用紙を同じ班の子たちに配るんだな。
さっさと配ればいいのに、一人一人名前を呼んで、
気づいてくれるまで待ってるんだ。
時間かかる、かかる。
折り紙で作ったイチゴを画用紙に貼り付けて、
チョコレートケーキを描き終わったのは、クラスの子の大半が外に遊びに行ってしまった後。
それでも満面の笑みで、
「はい、おかあさん、たべて」と画用紙を見せてくれました。
娘はスローペースマイペース、
親としてはつい手を出してしまいたくなります。
じっと我慢して見守っている方が大変。
でも、親の役割は、先回りして手を出してしまうことではない。
それは、その時はよくても結果的に自立を阻むだけ。
大事なのは、親がじっと我慢して、子が出来るようになるのを待つこと。
分かっているつもりでも難しい。
必要なのは、忍耐力。
そして、内心ハラハラドキドキしていようとそれを出さずに
子どもを丸ごと受け止めること。
改めて感じた一日でした。