2008年05月12日

親の役割

娘の幼稚園で保育参観があり、行ってきました。


保育参観は、
娘の幼稚園での様子を見ることができる楽しみと、
心臓に悪いハラハラドキドキとを
同時に味あわせてくれる場であります。

今回は特に、クラス替えになって1ヶ月、最初の参観日。
新しいクラスに慣れるのに時間がかかっているようなので、
やや心配しているところ。

早めに行って、窓越しにそっと覗いてみました。


なんか不安そうに歩いてる。
あ、男の子と手をつないで椅子に座った。
あの子はたしか○○くんだっけ、
バスが一緒で去年から仲良しだって言ってたなあ。


先生がみんなにトイレに行くよう言ってる。
あ〜あ、一番最後になっちゃったよ。
こう言う時要領悪いんだよねえ。


「お母様方、お入り下さい」
と声がかかっても、娘はまだ戻ってこない。遅いんだよねえ。
しばらくして、先生が話し始めている中やっと戻って来た。

先生が工作の説明をしているのに、聴いているのかいないのか、上の空。
工作を始めても、ほかの子がどうするのかを見てからそれを真似してる。
やっぱり先生の説明は聴いていなかったんだろう。

昨年の先生からも
「意識が時々どこか違うところに飛んでいる」
って言われたっけ…

画用紙を同じ班の子たちに配るんだな。
さっさと配ればいいのに、一人一人名前を呼んで、
気づいてくれるまで待ってるんだ。
時間かかる、かかる。


折り紙で作ったイチゴを画用紙に貼り付けて、
チョコレートケーキを描き終わったのは、クラスの子の大半が外に遊びに行ってしまった後。
それでも満面の笑みで、
「はい、おかあさん、たべて」と画用紙を見せてくれました。




娘はスローペースマイペース、
親としてはつい手を出してしまいたくなります。
じっと我慢して見守っている方が大変。


でも、親の役割は、先回りして手を出してしまうことではない。
それは、その時はよくても結果的に自立を阻むだけ。


大事なのは、親がじっと我慢して、子が出来るようになるのを待つこと。
分かっているつもりでも難しい。



必要なのは、忍耐力。

そして、内心ハラハラドキドキしていようとそれを出さずに
子どもを丸ごと受け止めること。


改めて感じた一日でした。
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2007年06月03日

娘への性教育

うちの4歳娘に、性教育を始めました。
一般的には、「寝た子を起こすな」などと言われたりして、
あまり性教育はきちんと行われていないとおぼしき現状がありますが、
これってとても危険だということをつくづく感じるからです。


世の中には、いわゆるエロ本がたくさん溢れています。
私自身、子どもの頃に公園で捨てられていた雑誌を見てしまい、
悪いことをしているような気がしてドキドキした記憶があります。


最近は、一見少女漫画にしか見えない過激なレディースコミックや、
小中学生向けのはずの少女漫画でさえ、とても見せたくないような
内容のものも氾濫しています。
そして、それらは子ども達が簡単に手に取れる場所にあるのです。


「寝た子を起こすな」なんてとんでもない。

子どもはとっくに起きてます。



そして、正しい知識をきちんと教えられないから、間違った知識ばかりを
手に入れてしまうのです。

間違った知識を手に入れる前に正しい知識を教えるのは、親をはじめと
した大人の責任だと思っています。




4歳に性教育は必要か、という意見もあるでしょう。
しかし、早期に始めることのメリットがあるのです。


・親子とも照れずに話ができる
・自分がどこからどうやって来たのかということを知り、自己肯定感を
 持つことにつながる
・性被害に対する予防になる


性被害についてですが、1999年に行われた「子どもと家族のこころと
からだの健康調査委員会」の調査によれば、回答者1282人の女性のうち
6.4人に1人の割合で、小学校6年になるまでにむりやり身体を触られたり、
あるいは相手から性器を見せられたりした経験があるそうです。
また、9人に1人の女性が、レイプまたは未遂の被害を受けているそうです。


自分自身、痴漢にあったことが何度かあり、レイプ未遂もありました。
そして、それについて、自分も周りに言いにくい状況があったり、
そう言うことに対して親も含めた周りが適切なサポートをなかなか
できないものなのだ、ということも知りました。


そんな自分の経験からも、今は女の子を持つ親として、少しでも娘が
被害に遭う可能性を減らしたい、そして親としても、万が一そういう
場面に遭遇した場合にどのような対応をするべきかを知っておくべき、
という想いもあります。


今は子ども向けの性教育絵本を買って読み始めていますが、
(内容を確認して買いたいんですが、なかなか書店において
なかったりするのが困ります)

「父さんの精子とお母さんの卵子が出会って自分が生まれ、
 周りの人達に歓迎されたこと」
「口と、水着でかくれるところは大事なところ」
「他人に触られて嫌だと思ったらすぐ逃げ、誰かに話す」

というようなことが、可愛らしい絵と平易な文章で書かれています。


娘も、何度も「読んで」とせがんできて、「おっぱいやおまたは
大事なところだから、人に見せちゃいけないんだよね」とか、
「お父さんの『赤ちゃんのもと』とお母さんの『赤ちゃんのもと』が
くっついて生まれてきたんだよね」などと話しているので、
4歳なりに大事な話だという理解はしているように思います。
(さすがにどうやってくっついたか、というところまではまだ考えが
及ばない模様)


今後も、年齢に応じて試行錯誤をしていきたいと考えています。


今回買った本:

いいタッチわるいタッチ

巻末に、親がどうすべきかについても書かれています。


おちんちんのえほん

男の子向けですが、生殖のしくみや性差の説明など、女の子にも
知ってもらいたい内容が書かれています。
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2006年12月26日

世界史って面白い

一時期メディアで騒がれた、世界史未履修問題。
受験優先のカリキュラムだとか、そうしないと合格できない地方の高校とか、
そうせざるを得ない社会の問題だとか色々ありますが、
長期的に見て未履修の学生さんたちが一番可哀想なのは、
「世界史を学ぶひとつのチャンスを失った」ことなんじゃないかなあ、
と思ってます。


「授業で習ったって暗記ばかりでつまらない」とおっしゃる向きもありましょうが、
全部覚える必要はないと思うんですよ。
ただ、流れとして「この国ではこの時期こういうことがあって、
それは あの国のこの出来事につながっていく」みたいなことが分かると
面白いと思うんですね。


で、もし「あの時代のあの国は面白い」と思えれば、
市販の本とか、ネットで調べたりしていくと、もっともっと深く知ることができる。
そうすると、どんどん自分の世界も広がっていく。
世界史の授業って、そういうきっかけになると思うんです。


だから、そのきっかけを与えられるチャンスを得られなかったってことは
勿体無いことだなあ、と。


世界史は日本史に比べて範囲も時間軸も広大なので
受験科目としては敬遠されがちですが(私も受験は日本史)、
時間さえ取れれば もっと勉強したいなあ・・・と高校生当時思っていたのが
世界史でした。


なので、大人になってからは、面白そうな世界史関連の本を見つけると
わくわくしながら読んでいます。


特に私にとって新鮮なのは、西欧・アメリカ以外の視点で書かれたもの。
悲しいかな、私も日本人というか、やはり西欧やアメリカの視点で
ものを見るのが普通になってしまっている点、あると思うんですね。


でも、世界はアメリカ人だけのものじゃない。
9.11にしても、正当化するつもりは毛頭ありませんが、飛行機で突っ込んだ
彼らにも彼らの視点があった、ということだけは間違いないわけで。

ああ知らなんだこんな世界史

この本も、イスラム世界を中心とした世界史(と地理)について書かれています。
エデンの園はアルメニアにあった(という想定になっている)とか、
エジプトは実はとっても細長い国だった、とか、
髪の毛を剃られたら王の座を追われる国があった、とか。

世界って、本当に広いなあ・・・とつくづく思います。
そして、私たちがいかに一方からの視点でしか見ていない、ということも。


堅苦しい本ではなく、こういう小ネタが満載で、面白く読めました。
元バックパッカーの私としては「行きたーーーい!」と旅の虫が騒ぎ出します。


本が苦手なら、漫画でもいいと思うんですよね。
ベルサイユのばら   王家の紋章 あたりは基本(?)として、
天(そら)は赤い河のほとり   サラディナーサ なんかも好きですね。
漫画のほうが、あまり気負わず歴史を知ることができます。


お芝居なんかを観に行くのもいいですね。
私は東宝ものが好きですが、「レ・ミゼラブル」や「エリザベート」など。
映画なんて、それこそ挙げきれないくらい歴史物の宝庫。


あれ、趣味の話になってきちゃったな。


ま、私にしたって世界各国の歴史を整然と勉強しているわけじゃありません。
こんな風に、興味に任せてあれこれかじっているだけです。
それでも、「知ること」って面白いと思うんですね。


なので、残念なことに世界史を未履修のまま卒業してしまった元高校生たちには、
ぜひ何かの機会に、世界史に興味を持ってもらえたらな・・・と思います。
posted by nyoro at 22:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月01日

死なないで。

最近、中学生のいじめによる自殺のニュースが多くて、本当に心が痛いです。


私自身、中1の時にいじめに遭っていました。
直接のきっかけは私自身は分かりませんでしたが、私はいわゆる
優等生タイプなので、どうもクラスの中心にいた不良グループに
嫌われたらしい、ということは分かりました。

机の中にゴミを入れられたり、授業中に私が指されて発言すると笑ったり、
持ち物を捨てられたり、病気で早退すると「掃除当番ををさぼるんじゃねえ」
と言われたり、色々。


・・・おっと、これ以上思い出すのはやめておこう。


正直、死にたい、と思ったことは一度や二度ではありませんでした。
でも、絶対死ぬもんか、と思ってました。
ここで死んでも、いいことなんかありゃしない、と。
私はプライドがヘンに高いので、「いじめで自殺した」と思われるのは
耐えられない、と思ってました。

登校拒否とかもできなかった。
とにかく、何も感じていないように、必死に平静にふるまってました。
今思うと、そういう態度がまた彼らのカンに触ったのかもしれないけど。


同様に、プライドの高さ故、親にも相談できませんでした。
まあ、うちの親は呑気なので、多分相談しても行動を起こしてくれそうに
なかった、というのもありますが。
(おそらく「先生に相談したら〜」と言われて終わり)


先生にも・・・相談はしなかったな。
でも、何か感づいていたとは思う。直接触れはしなかったけど、
色々声をかけてくれていたので。
少なくとも、先生がさりげなくかばってくれているというのは分かりました。
しかし、当時はかなり学校が荒れていて、不良グループ自体に先生が手を焼いて
いたので、いじめの解消まではできなかった、って所なんじゃないかと、
今は思います。
それを責める気は全くありません。


結果的には、たまたま中1の終わりに引っ越しをすることになったため
転校していじめからは逃れられました。
それがなかったらどうなっていたかは、これまたあまり考えたくない。
転校先では、いじめられることもなく、友人も出来て楽しく過ごせました。


やっぱり、当時のことは今でも尾を引いています。集団を怖いと思ったり、
人を信用しきれない自分がいたりします。


でも、その時のクラスメイトと高校でまた同じクラスになって、
「あの時はごめんね」と言ってもらえました。
(その人は加害者というより傍観者だったけど)
ちょっとだけ、溜飲を下げました。



今、いじめられてて苦しい人がいたら、こう言いたい。


「絶対、死なないで」


苦しかったし、その後も苦しいことや辛いことも色々あるけど、
いいことや楽しいこと、幸せなことも一杯ある。



「生きていて良かった」


って、今、本当に思う。


死んだって、復讐になんかならないよ。死に損だよ。
遺書にはっきり「いじめられているので自殺します」って書いてあっても
学校や教育委員会は保身のため「因果関係は不明」とか言ったりするんだから。


だから、生きようよ。
学校が辛かったら、行かなくたっていいよ。保健室登校だっていいよ。
自分の命、心が危機にさらされている時に、勉強なんかしてる場合じゃない、
って思うよ。

私みたいにつまらないプライドを持たないで、誰か相談出来る人を見つけよう。
できれば何か行動してくれる大人がいい。

とにかく、自殺する勇気を持てるなら、生きるための知恵を振り絞って欲しい。
そこで死んだら絶対損!
自分の明るい未来を、意地でも手に入れて欲しい。



私自身、周りにそういう子がいたら、助けられるようになりたい。
そう思っています。
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2006年09月29日

今、必要な教育といえば

最近、ネットで投資などができるようになったこともあり、
学校教育の中で投資の真似事をしたりしているところもあるようですが、
そんなことよりももっと優先してしなければいけないお金の教育、
あるんじゃないですか?

それは、

借金に関する教育

です。

街中には自動契約機があふれていて、ちょっとお金に困ったからと
気軽に借りた結果・・・
その先に何が起こるのか、その恐ろしさは知らなければ想像できないと思うのです。

折りしも、消費者金融が契約者に保険をかけていることが問題になったり、
業務停止命令が下されたりと、やや業界には逆風が吹いているようではありますが、
年収300万時代、借りる人は変わらず借りるわけですよね。
自己破産も増えている今、子どもの頃から教育が必要だと思います。

そこで、私が断然お勧めするのが、この本。

「火車」 宮部みゆき

火車

小説ではありますが、決してオーバーではないと思うんですね。
「その先の恐ろしさ」をまざまざと実感することができます。
中高生くらいになれば充分読める内容ですので、若い人も、そうでない人も
一度は読んだほうがいいと思います。
個人的には、絶対映画化すべきだと思うんだけどなあ・・・
posted by nyoro at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月28日

こころの119番

最近私が非常に興味を持ち、かつ危機感を感じているのが、教育問題です。
教育問題、といっても学校における教育のことだけでなく、広い意味で
次の世代を育てていく、という意味に捉えてください。

ということで、新しく「教育」カテゴリを追加してみました。
私なりに、気づいたことや考えたことなどを書いていきたいと思います。

さて、今日は私が読んでいるメルマガに紹介されていたサイトを紹介します。

こころの119番−中高生のための無料メール相談

タイトルの通り、中高生がメールでカウンセラーに悩みを相談できる場です。
正式にスタートしたばかりのようですが、今の中高生はネットを使い慣れている
子も多いでしょうし、電話よりメールの方が相談しやすい子もいるでしょう。
このような場が増えたのは良いことだと思います。
(メールより対面の方がいいのでしょうが、選択肢が増えたという意味で)

毎日のように痛ましい事件や虐待などが起こっている昨今。
しかも、加害者は身内というケースが非常に多いと聞きます。
そういうご時世では、第三者が救いの手をさしのべることで救われる子ども達も
多いのではないでしょうか。
むろん、限界はあるかと思いますが、有効な手段となれば・・・と思います。

ちなみに、一般市民であっても、身近に虐待が疑われるケースがあったら、
警察に通報する義務があるんだそうです。
私自身の経験でも、あきらかに虐待では!?と思われる子どもの泣き声を聞き、
迷いましたが泣き声が延々と続くので思いあまって通報したことがあります。
その時も、「またこういうことがあったらぜひ110番を」と言われました。

子ども達を健全に育てて行くには、親だけに任せてはいけないと思うのです。
一人一人が周りの子ども達をさりげなく見守って行ければ、と思います。

posted by nyoro at 22:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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