この一週間娘が熱を出し、それが私や夫にも移ってタイヘンでした。
子どもが産まれる前は夫から風邪をもらうことなんてなかったのに、
(反対はあった・・・病弱夫^^;)
子どもが産まれてからは、子どもがまず保育園で風邪をもらってきて
それを親がもらってしまうケースがとても増えました。
自分自身の体力が落ちたのか、子どもの風邪の伝播力が強いのか・・・。
というわけでまた空いてしまいましたが、最近気になる話題。
代理母出産については、向井亜紀さんが子宮ガンになった時の著書「16週」
これを読んでいたし、自分自身もちょっとした不妊治療はしたので、
もうこれしか選択肢がなくなった人の気持ちは少しばかり分からないでも
ないです。
ただ、出産ってただでさえ命がけなので、ことさらにリスクを高めるような
妊娠を薦めたくはない、と思います。
代理母ってことは、やはり本来あるべきだった子宮内環境とは違うので、
拒絶反応なんかもありうるだろうし、単にお腹が違うだけ、とは
言い切れないんですよね。
余談ですが、妊娠するまで、「妊娠=お腹に赤ちゃんがいる」というだけの
状態だと思ってました。実際妊娠してみたら、自分の身体の変化たるや、
とってもそんなものではありませんでした。
「全身をエイリアンに乗っ取られたような状態」という感覚でした。
あんなに自分の身体がままならなかった経験は初めて。
だから、「単に他人のお腹を借りるだけ」とはとても思えません。
また、不妊治療はお金がかかりますが、代理母出産はその中でも最たるもの。
お金持ちしかできない不妊治療って??という疑問もあります。
そして、先日の「母が娘の子を産んだ」というニュースに至っては、
すでにお母様が閉経後ということで、私はこれは生理的に嫌だと思います。
閉経してるってことは、すでにその身体が妊娠・出産に耐えられる状態では
ないのでは?と思うわけです。
実際に女性ホルモンを充填しながらの妊娠生活だったそうですし、私なら
母の命を危険にさらしてまで子どもを産んでもらうってのはあり得ないです。
なので、私の意見としては、基本反対、どうしてもこれしかない人の場合
あらゆるリスクや家族関係などを議論した上で・・・という感じでしょうか。
社会的にも、まだまだ議論が足りない状態で、実績が増えていくことには
懸念を感じます。
そして。
そのような「どうしても子どもが欲しい人々」がいる一方で、
捨てられる子どもも後を絶たない現状。
そして、そういった子どもを救おうとして設立されることになった
「赤ちゃんポスト」。
これもまた、「果たしていいんだろうか?」と首をかしげてしまう問題では
あります。
罪のない子どもを一人でも救おうとした病院の姿勢には頭が下がります。
が、その後の子ども達はどうなってしまうんだろう?
命だけ救っても、その後の人生まで救えるのか?病院がそこまで責任持てるのか?
岡山の里親協会みたいなところと提携して、里親希望者との間をつなぐ話も
あるようですが、本当にうまく行くのか?
結局養護施設に行くということになれば、その子たちにとって幸せなのか?
生まれてすぐ命を絶たれてしまうよりはいいのか?
さらには、そういう子達が増えると言うことは、本来親が担うべき育児負担を
税金で担っていく範囲が増えると言うことになるのではないか。
あるいは養子縁組をもっと普及させようという方向になるのか?
単に命を救えばいいというものではないと思うのです。
そこまで考えてのことなのか、そこが疑問なのです。
むろん、一番責任を持つべきなのは、当然親なのですが・・・。
表裏一体のこの二つの出来事、どうするのが一番良いのでしょうか。
簡単には答えは出そうにありませんね。