夫は仕事の飲み会で遅くなる予定でした。
実際0:30頃に「もうすぐ駅につく」とメールがあり、
じゃあもうすぐ帰ってくるなーと思っていましたが
帰ってこないまま1:30。
あれっ、おかしいなと思っているとメールが。
「痴漢を捕まえたので警察に協力してきます。
遅くなるので寝ててください」
ひゃ〜。
夫はこういうのほっとけない性質なんです。
というと聞こえはいいですが、いつか刺されるんじゃないかと
気が気ではありません。
とりあえず痴漢をしたほうでなかったので安心して
寝ることにしましたが、なんか気になって熟睡できない。
うつらうつらしているうち、夫が帰ってきました。
なんと5:30。
今日が土曜日で予定もないので、そのままお昼まで
寝かせておきました。
さて、起きてきた夫に話を聞いてみたところ・・・
最寄り駅について、自転車で走っていたところ、前方に
人がうずくまっているのが見えた。
さらに近寄ってみると、女性の後ろから男が覆いかぶさっており、
女性が「やめて、離して」などと叫んでいる。
「何やってんだ!」と夫が叫ぶと男はいきなり逃げ出した。
夫はそのまま男を追いかけ、すったもんだした末つかまえて
近所の交番に突き出した。
そこには被害者の女性も来ていて、動転して泣きじゃくっていた。
隣の駅が警察署なので、そちらで調書を取らせて欲しいとのことで
移動し、色々聞かれ、現場に戻って実況見分もし、やっと
開放されたのが5時過ぎだったとのこと。
とまあ、かいつまんで書くとこんな感じですが、
夫自身打撲傷を負って今日も痛がっているし、
立件の期限が24時間とのことで夜中にも関わらず急いで
調書作成をする必要があったり、となかなか大変だったようです。
紹介はしませんが、新聞にも載ってました。
しかし、こんな経験めったにあるもんじゃございません。
今回の場合、逮捕したのは夫ということになるそうでございます。
(民間逮捕って奴ですね・・・私はこの言葉は「生徒諸君!」で
覚えましたが、まさか夫がそんなことをすることになるとは)
夫は刑事さんと冗談を言い合ったり、裏話を色々と聞くことも
できたようで、結構面白がっていました。
犯人がナイフなどを持っていなくて本当に良かったと思います。
それにしても、夫が一番ガッカリしたのは、
犯人を追いかけている最中、周りに何人か人がいたのにも関わらず
誰も加勢してくれなかったことだそうですよ・・・。